一級建築士がマンション管理組合の皆さまの立場に立って誠実に、親身になって対応させていただきます。

居住者である皆さまの目で劣化をチェックする方法

1.エフロレッセンス(白華現象)

エフロレッセンス(白華現象)

外壁タイルの目地部分や外壁塗装のコンクリート
ひび割れ部分から、コンクリート中のアルカリ成分が雨水により溶け出し、白い物質として表面に浸出する現象です。
外壁タイルの場合はタイルがコンクリート面にしっ かりと接着されていないために発生します。
放置し続けると、剥落につながり非常に危険です。
外壁タイルの剥落事故は全国でも頻繁に発生し、最近では2005年6月14日に東京都中央区で発生し(1990年竣工)、 通行人2名の負傷者が出ています。

2.コンクリートのひび割れ

コンクリートのひび割れ

建築時のコンクリートの品質や施工精度によるひび割れと、地震等による外的要因があります。
放置し続けると、ひび割れから雨水や炭酸ガスが侵入し、コンクリートの中性化を引き起こし、鉄筋が発錆・膨張することでコンクリート片の落下を発生させます。
非常に危険であり、建物全体の耐久性にも影響します。

3.鉄筋露出・発錆

鉄筋露出・発錆

ひび割れが進行し、躯体内(コンクリートの柱・梁・壁・床)の鉄筋に錆が生じ、錆による鉄筋の体積の膨張によってコンクリートが押し出された現象です。
爆裂現象ともいいます。

4.鉄部塗装の劣化

鉄部塗装の劣化

鋼製ドア等における塗膜の劣化・剥離によって鉄部が露出し、錆が発生することです。
早期の塗装が必要です。
放置し続けると、工事の段階で旧塗膜を除去するに当たり 手間と労力が発生し、工事費が割高となります。

5.屋上防水の劣化

屋上防水の劣化

紫外線等によって防水層が劣化することです。
放置し続けると雨漏りが発生するため、早期の対応が必要です。

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