一級建築士がマンション管理組合の皆さまの立場に立って誠実に、親身になって対応させていただきます。

調査・診断で作成される書類とその役割について

1.調査診断報告書(劣化診断報告書)

調査診断報告書(劣化診断報告書)

建築物の現在の状態をアンケートによる概要調査、外観目視・打診による不具合・ 劣化状況の確認、仕上げ材の撤去や小規模な破壊を伴う微破壊検査等により各 劣化状況の要因を調査し、これに基づいた所見を行います。

第1回目の大規模修繕に伴う微破壊検査には、以下の機械的検査が行われます。

 

調査診断報告書(劣化診断報告書)

@ 外壁タイルの接着強度試験
A 外壁塗装の接着強度試験
B 鉄部塗装のクロスカットテープテスト
C コンクリートの中性化試験

※コンクリートの強度試験は行いません。

2.修繕仕様書(修繕設計図書)

修繕仕様書(修繕設計図書)

調査診断に基づき、修繕をする範囲、修繕に使う材料の品質、修繕の方法などを細部まで検討し、修繕が施工できるよう詳細に設計図書(仕様書と設計図)にしたものです。

3.工事金額書

工事金額書

マンション建設時の設計図書(竣工図)や修繕仕様書に基づき、詳細な面積数量積算をもとに調査診断会社が作成する大規模修繕工事の予定金額です。
ひび割れ等の外壁補修工事については詳細な面積数量を把握できないため、実費清算方式(過去のデーターを基に仮の数量で積算し、工事が始まってから足場を仮設した後に詳細な調査を行って数量を積算すること)と兼ね合せるため、多少の工事費の増減が発生します。
この工事金額書によって資金計画を検討することが管理組合にとって重要となります。

4.数量内訳書

数量内訳書

工事金額書から各修繕工事項目の単価・合計金額を削除したもので、後の施工業者選定の際、見積参加者が同一条件で見積りができるようにした見積の書式となります。

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